チェコ人初の快挙
- 合田哲郎

- 7月15日
- 読了時間: 2分
更新日:7月17日

チェコ野球代表、マレク・フルプ選手がNPB(日本野球機構)の読売ジャイアンツと育成契約を結んだのが昨年9月下旬。背番号は育成なので3桁の037。
昨季は若手主体のフェニックスリーグにも参加し、今春は宮崎でのキャンプに参加。そして今季のイースタンリーグで打率.265、本塁打4本、29打点、盗塁8を記録。支配下登録の期限である7月31日が迫る中、遂に7月12日に支配下登録され、即一軍に昇格。背番号は39。
世界最高峰のプロ野球リーグ、MLBでプレイしたチェコ生まれのチェコ人は未だおりませんが、フルプ選手は世界最高峰のプロ野球リーグの一つ、NPBでプレイするチェコ人となりました。
二軍のイースタンリーグでヒットを何本打とうが、通算記録には反映されません。そして育成契約のままなら1軍には上がれない現状の制度。そして外国人選手には外国人枠が存在します。各球団ともに出場選手登録、1軍登録は4人までです。従って4人が好調ならわざわざ外国人を支配下登録する必要はないのです。
フルプ選手が支配下登録されるまで1軍には二人の外野手、キャベジ選手とヘルナンデス選手が出場しておりました。まず来日二年目のヘルナンデス選手が登録抹消(2軍へ)、そして7月12日に1年目でMLBでも実績のあるキャベジ選手が抹消。これで出場選手登録(1軍登録)されている外国人野手がゼロに。普通なら既に支配下登録されているヘルナンデス選手が昇格ですがイースタンリーグで.172という成績。
フルプ選手は7月12日に支配下登録され、その日の横浜スタジアムでのベイスターズ戦に7番ライトでスタメン出場。残念ながら4打数無安打でしたがチェコ野球の歴史的一歩でした。新ユニフォームは間に合わなかったので育成時代の037で出場。
試合にはたまたま休暇で来日していたフルプ選手のお母様も観戦。2023年のWBC東京ラウンドでも息子さんの雄姿を東京ドームで観たお母様でしたがWBC以上に緊張した雰囲気での観戦でした。
しかし、お母様の来日期間中に支配下登録、そして1軍スタメン出場。最高の親孝行ができたと思います。そして願わくばお母様のご滞在中にNPB初安打を記録して欲しいです。
いずれにせよフルプ選手の今後に大期待です。
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