今年生誕150周年で来年には没後90年を迎えるチェコの作曲家ヨゼフ・スク
(スーク)の年譜を小冊子として当協会の協会員である堀内和幸氏が出版しましたのでご案内致します。
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19世紀末〜20世紀初頭のチェコの作曲家、ヨゼフ・スク(スーク) [Josef Suk, 1874-1935] の年譜を刊行しました。この作曲家の生涯をテーマにした日本語文献としては、恐らく初めてのものになろうかと思います。
スクはプラハ音楽院でアントニーン・ドヴォジャークに作曲を学んだ作曲家の一人で、ドヴォジャーク門下の中で最も成功した3人の作曲家(スク、ネドバル、V.ノヴァーク)の一人に数えられ、20世紀初頭におけるチェコの最も重要な作曲家の一人でもあります。卒業後は同窓の仲間と結成した「ボヘミア四重奏団」のヴァイオリン奏者として演奏活動を行う傍ら、作曲活動をしています。ドヴォジャークの娘と結婚し、孫で作曲家と同名のヨゼフ・スクは世界的なヴァイオリニストの一人となりました。
本書は、この作曲家の生涯を年譜形式で紹介し、関係人物や社会的な出来事についてもスク個人の年譜の体裁を壊さない範囲で触れています。これは、歴史の時間軸におけるこの作曲家の位置を把握し易くすることを意図したものです。
書名:「ヨゼフ・スク年譜」
著者:堀内和幸
発行:国際マルティヌー協会 日本支部/沢由紀子(日本支部プレジデント)
頁数:20
価格:700円+送料180円 (発送は通常土日となります)
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日本チェコ協会/日本スロバキア協会の協会員が著書とはいえ、協会の発行ではございませんのでお問い合わせは上記のサイトまでお願い致します。
尚、書店の店頭に並ぶことはないそうなので悪しからず。
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