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チェコ語

WBCチェコ代表の活躍のお陰か、日本人に浸透しているチェコ。

しかし、言語となるとチェコ語の存在を知らない人は多いです。


Aさん「チェコって何語を話すのですか?」

私「チェコ語です」

Aさん「えっ!チェコ語ってあるんですか?」


チェコという国があればチェコ語という言語もあるのが当たり前だと思っていましたがよく考えると欧州の国々には国名と同じ名称の言語を話さない国家が多いんですよね。


その代表例がベルギーとスイス。

ベルギー語もなければスイス語も無い。しかし、両国に当てはまるのは多言語国家だということ。ベルギーはオランダ語に近いフラマン語とフランス語、そして少数派ですがドイツ語。スイスはドイツ語、フランス語、イタリア語にロマンシュ(レートロマン)語。


チェコの場合、隣国にドイツとオーストリアがあるのでドイツ語の国かなと思う人が多いです。しかし、実際に話すのはゲルマン語派のドイツ語ではなく、スラブ語派のチェコ語。元々スラブ語の知名度が圧倒的に低いのが現状だと思います。


ゲルマン語派には英語やドイツ語、オランダ語など歴史的にも日本にゆかりがある言語が多く、ラテン語派も日本人に馴染みが深いフランス語、イタリア語、スペイン語にポルトガル語。スラブ語派はチェコ語の他にスロバキア語やロシア語、ポーランド語など数も多いのですが何せ日本人に馴染みが無い。


世界でどれだけの人がその言語を話すかを調べると英語は13.48億人。スペイン語は5.42億人。フランス語は2.67億人。ロシア語は2.58億人。ドイツ語は1.35億人。日本語は1.26億人。人口が1000万強のチェコの場合、チェコ語はせいぜい1100万人かと。


チェコ語人口はドイツ語人口の1/13ぐらいですが、ドイツ語を話す日本人はチェコ語を話す日本人の13倍どころではないでしょう。勿論ドイツ語の案件も多い。しかし、話せる人が多いだけに特殊な言語とは言えません。WBCに関して言えば、ドイツ語の国は一か国も出場していません。フランス語の国もポルトガル語の国も無し。これらの言語を話す国々はもう一歩でWBC出場でもない。ドイツ語が出来てもフランス語が出来てもWBCのお手伝いは難しいのです。


そしてドイツ語、フランス語、ポルトガル語派は色んな大学で勉強できますがチェコ語は東京外国語大学のみ。東京外大に行かない、行けない人はどうしたらいいのか?


簡単です。日本チェコ協会のチェコ語講座にご参加下さい。


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